学歴は関係ないの?ある人材紹介の調査から分かった転職と学歴の関係

学歴は転職に影響するの?

転職は学歴ではないと主張されるケースは、多々あります。
確かに人事担当者としては、学歴だけで採用を決めている訳ではありません。
確かに学歴も採用基準の1つではありますが、それに加えてスキルや実績なども考慮されるからです。

学歴は余り重視されない

転職は、学歴はさほど重要ではないという声はとても多いです。
その理由は色々ありますが、例えばスキルです。
たとえ大学などを卒業していなくても、ハイレベルなスキルがあれば採用されるという意見があります。
それと実績です。
大卒ではないものの、前職での営業成績が非常に良ければ積極採用されるという意見もあります。
また強い熱意があれば、たとえ大卒でなくても問題なく採用されるという声もあるのですが、いずれにせよ「学歴はさほど重要視されない」という声があるのは事実です。
現に求人広告を見てみますと、学歴不問と書かれているケースも多々あります。
そのような求人広告がある以上、学歴はあまり問わない企業は確かに存在します。

学歴を重視しているかというアンケート

では実際はどうかと言うと、学歴は人事選考とは無関係ではありません。
企業によっては、学歴も選考基準の1つにしているのです。
それを裏付ける調査結果があります。
以前に、ある人材紹介会社が人事選考に関するアンケートを実施しました。
様々な企業の担当者に対して、「人材を採用する際に学歴は重視していますか」と質問した事があるのです。
その質問に対して、実に60%以上の企業は「学歴は関係無い」と回答していたのです。
残り40%前後の採用担当者は、「学歴も考慮している」と回答していました。
ただし学歴「だけ」で採用を決めているという意味ではありません。
学歴も選考基準の1つではありますが、その他の要素も考慮して採用を決めている企業が多いのです。

学歴でなく実務能力が重視される

では「学歴は無関係」と回答している企業の採用基準は何かと言うと、下記のように複数あります。

・実務能力
・前職での実績
・スキルや資格
・やる気
まず1つ目の実務能力ですが、そもそも中途採用では即戦力であるかどうかを重視される傾向があります。
というのも各企業は売り上げ数字を追求しているのですが、実務能力が高い人材なら、売上数字を伸ばしてくれるケースは多々あります。
その能力は学歴とは無関係という考え方があります。
そもそも高学歴でも、必ずしも優秀な実務能力があるとは限りません。
現場で十分活躍してくれる人材なら、学歴とは無関係に積極採用している企業も多いのです。
それと上記の3つ目のスキルや資格も、実務能力に関わってきます。
スキルが高い人材なら、高い実務能力を兼ね備えていると見なし、積極採用している企業も多いです。
また実務に直結する資格を保有している人材なら、少なくとも専門的な知識があると見なし、採用されるケースは多々あります。
「学歴よりは能力重視」という考え方の企業は、とても多いのです。

学歴より過去の実績が重視される

それと上記の2つ目の前職での実績ですが、30代後半の転職者あたりは、実績が重視される傾向があります。
30代後半ともなると、ある程度は長いキャリアがあります。
それぐらいの年齢なら、1つの会社で10年近くは働いている訳です。
その10年間で何か優秀な実績を残していたかどうかは、選考基準の1つになります。
例えば営業成績です。
その期間中の営業成績が非常に優秀な人材の場合は、人事選考でも高く評価される傾向があります。
もしくは、マネジメント経験です。
10年ほど勤め続けていれば、部下をマネジメントした経験があっても不思議はありません。
マネジメント経験がある人材は、やはり採用される確率は高いです。
特に管理職への転職の場合、かなり重視されます。
ポイントは、実績は学歴よりも重視されるという点です。
優秀な実績があれば、特に学力は問わないという企業も多数見られます。

学歴よりはモチベーションを重視する企業も

また上記の4点目ですが、学歴よりモチベーションを重視している企業は多いです。
特に営業職は、その傾向が顕著です。
営業という仕事の場合、やる気の優先順位は非常に高いです。
強いモチベーションがある人材なら、営業成績も優秀になると見なして、積極採用している企業も沢山あります。
それと経営理念に対する共感です。
たいていの企業の公式サイトには、将来のビジョンや経営理念が書かれていますが、それに強く共感する姿勢をアピールすると採用されるケースが多々あります。
共感をアピールする時の熱意が強ければ、たとえ大学を出ていなくても、積極採用されるケースも多いです。
やる気があれば、学歴とは関係無く積極採用してくれるケース案外多いのです。

若い人材の場合は学歴も見られる

このように理由は色々ありますが、約6割前後の企業は学歴とは無関係に人材を採用している訳です。
しかし約4割前後企業は、学歴を重視しているのもまた事実です。
上記のアンケートに回答した企業によると、具体的な理由は下記の通りです。

・キャリアがあまり無い人材に対する選考基準
・大学合格の為の熱意を評価する
・実務に直結する知識がある
上記の1点目ですが、若い人材の場合はあまりキャリアがありません。
第二新卒ですと、勤続の年数自体はそれほど長くないでしょう。
実務に直結するスキルを身につけていない人材も多いです。
ですから企業側としては、学歴も参考にする訳です。
若い人材の場合は、高卒者よりも大卒者の方が有利になる傾向はあります。
もちろん学歴だけで判断される訳ではありません。
上述のモチベーションも考慮されますが、企業によっては学歴は無関係ではないのです。

熱意や知識が評価される事も

上記の2点目ですが、企業によっては入試に関する熱意を評価しているケースがたまにあります。
そもそも難関校などは、入学のハードルはとても高いです。
難しい学校の試験に合格する為の熱意は、評価されるケースもたまにあるのです。
例えば高校時代は、あまりハイレベルでない学校に通っていたとします。
ところが卒業した大学を見てみると、難関校というケースがたまにあるのです。
という事は、高校から難関校に進学する際に、本人はかなり努力していたと判断される事があるのです。
人事選考の際には、その熱意が評価されるケースがたまにあります。
そして上記の3点目ですが、企業によっては実務に直結する学校を重視している事もあるのです。
例えば飲食業界の企業なら、調理専門学校を卒業している人材は、高く評価する傾向があります。
また教育業界なら、大学で教育学を履修した事がある人材は、採用されやすいです。

人事選考では熱意と能力を重視される

結局は、多くの企業は熱意やスキルを重視していることは間違いありません。
そもそも上記の「学校で学んだ実務直結の知識」にしても、企業としては仕事に役立つスキルを重視している事になるでしょう。
ですから企業に対して熱意やスキルや能力などをアピールできれば、転職で採用されるケースも多々あるのです。
現に求人広告の学歴欄に「大卒者限定」などと書かれていても、試しに高卒者が応募してみると、採用される事はあります。
面接にてスキルや熱意をアピールしてみると、高卒者でも採用してくれるケースも意外と多いです。

学歴と転職の関係まとめ

ですから転職は学歴と無関係であるかどうかは、企業次第です。
学歴も考慮する企業もあれば、むしろそれ以外の要素を重視する企業もあります。
ただ前者の企業も、学歴だけで判断している訳ではありません。
あくまでも選考基準の1つという事になります。